永遠の課題になってしまいそうな「英語の発音」。
かっこよく発音したいですよね。
何度言い直しても伝わらない。
悲しくなります。
心折れます。
こんなことがありました。
【場所:レストラン】
よしの:ウェア イズ ザ レストルーム?
ウェイター:Excuse me?
よしの:アイム ルッキング フォー ザ レストルーム。
ウェイター: (顔に笑みを浮かべている。次の言葉を探している様子。)
よしの: レストルーム!(なんで分かってくれないのよ!)
案内された場所は別の個室。
(トイレじゃない・・・。)
何て聞こえたの???
発音がよくなると、相手に伝わることが多くなります。
短い言葉でも、会話がスムーズになるので向上を感じます。
「発音の基礎」、取り組みましょう。
正しい発音を知らなければ聞こえない
英語と日本語の発音は違います。
日本語では発音しない音が英語にはいくつもあります。
だから練習が必要なのですよね。
日本語生活の中では出してこなかった音です。
新しい単語を覚えた時、
発音確認をしていますか?
そして、その前に、
英語のひとつひとつの音をどう発音するのか?
確認してみます。
基礎の音を知る。
知らなければ、発音は良くならないんですね。
それどころか通じないんです。
そして、
それらの音を知らないということは、聞こえないということです。
リスニング力(聞く力)を向上させるにも、スピーキング力(話す力)を向上させることが必要です。
発音記号を知る
発音記号は読めますか?
発音記号は知っていたほうが断然便利です。
えぇ~、
めんどう。
そう思うかもしれません。
知らない英単語に出会った時、
英単語はその単語だけを見ただけでは発音が分からないことがあります。
瓦礫という意味の debris 。
デブリィと読みます。
発音記号を見なければ ” s ” を発音してしまいそうです。
発音の音を聞くときにも発音記号は助けになります。
口の形を学ぶ
口の形?
と思うかもしれません。
どうやって発音するのか?
口の開き方が違うと同じ音が出ないです。
なので、それぞれの発音の口の形を知ることも大切です。
自分では聞こえた通りに発音している。
でも相手にはなんか通じていなそう?
もしかしたらそれは、口の形が違うのかもしれません。
どう発音するのか、口の形をよく見ることができる動画や本を見ます。
よく見て、鏡で自分の口の形が同じようになっているのか練習します。
口の形を見ることができる動画は YouTube で検索するとあります。
BBC(英国放送協会)を見たことがありますか?
BBCには英語を学ぶための BBC Learning English というサイトがあります。
それぞれ発音の映像もあるので口の形が分かりますよ。
BBCは英語学習に欠かせないサイトのひとつです。
BBC Learning English Pronunciation
カタカナ発音になっていないか?
日本語にはカタカナがあります。
日本語を話す私たちにはほぼ同じように聞こえる英単語があります。
実際は違う音だったりします。
無声音を練習しよう
英語には息を吐くような音で発音する無声音があります。
この音がうまくできると
「おっ、発音よくなってきた?」
相手に通じると感じる機会が増えるのでたくさん練習します。
/ t /
上歯の裏側に舌の先をつけて、離すと出る音。
tuna (マグロ)は日本語タチツテトの「ツナ」ではありませんよ。
舌の先の場所を意識して言ってみてください。
/ f /
上歯を下唇に置き、息を出すことで発音。
office (事務所)は日本語ハヒフヘホの「フ」にならないように気を付けて。
上の歯が下唇に軽く触れて発音できましたか?
英語の無声音と日本語のカタカナ発音の違い、
実際に声に出して認識してみます。
上記以外にも無声音があります。
音の出し方を練習してみてください。
カタカナだと同じ発音、でも実際は違う音
カタカナを使っている私たちが気をつけたいこと。
英単語では発音が違うけれど、カタカナでは同じになるものがあります。
【 sheet(敷布): seat(席)】
カタカナの「シ」。
要注意です。
口の形、意識してみます。
違う形、違う音の「シ」がそれぞれ出ていますか?
【 play(運動などをする): pray(祈る)】
発音の違いでよく例に出される「 L 」と「 R 」です。
どうでしょうか?
舌の形が違うこと、
出てくる音の違い、
聞こえますか?
【 vow(誓う): bow(お辞儀する)】
「 v 」と「 b 」の音はどうでしょうか?
カタカナだけで発音を覚えようとすると、
これらのように危険です。
「 th 」は 2パターン
「 th 」の音の出し方は日本語にないですよね。
英語を習い始めてすぐに知るもののひとつではないでしょうか?
「 th 」は無声音と有声音があります。
例)
無声音:thank think
有声音:that them
同じ口の形をします。
息を出して発音するか、音を出して発音するかの違いです。
まとめ
発音は向上します。
それには話すことです。
発音がよくなると、相手に伝わってる!と感じる場面が多くなります。
英語の音をうまく出せないのは、今まで英語を話していないからです。
発音がよくないのは当たり前なのですよね。
発音を知るために、
発音記号を読んで、
口の形を真似して、
息や、音を出してみる。
英語の発音を知ると、リスニング力が上がります。
出せる音は聞こえるからです。
カタカナ英語を抜け出して、英語発音を身につけていきましょう。