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人を理解することが分からなくなることがあります。
言葉が本心を表していなかったり、
言葉が的確ではなかったり、
表情が分かりにくかったり、
受け側の勝手な思い込みで相手の気持ちを考えてしまったり。
ノリで分かり合える時もある。
話し合っても噛み合わない時もある。
使い慣れているはずの日本語でさえ難しいことがあるのです。
第二言語の英語では、自分の伝えたい気持ちがきちんと伝わったのだろうか?と思うこともしばしば。
だからもっともっと学びたくなるのです。
日本語も、英語も。
ぼっち現代文: わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門
10冊の本を取り上げながら読解をしていきます。
この本の流れ自体も素晴らしいですが、取り上げられている本が、またいいのです。
「おにたのぼうし」
この本の中で一節を読んだだけで切なさが込み上げてきました。
「まとまらない言葉を生きる」
こちらの本の一節も読んだ瞬間に心の中で涙が溢れました。
本を読んでいると、また読みたい本に出逢います。
この本では他者の理解、本の読解について考える内容です。
私たちはどこまで分かり合えるのでしょうか?
他人の心など完全に理解などできないのではないか?
切なさを感じる本でもあり、そこに人への愛おしさも生まれてくる。
結局は自分はひとりなのだと感じてしまう部分、
だからこそ、もっと人と交わりたいと思うこと。
感情を揺さぶる深い本です。
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